カン総理遂に四面楚歌

財界・労組に広がる“嫌菅”感情 「日本没落」「何もやっていない」 (1/2ページ)
2011.6.15 20:17 SankeiBiz(サンケイビズ)


 官邸居座りを続ける菅直人首相に、政界だけでなく、財界や労働界のトップからも退陣要求が突き付けられた。日本経団連米倉弘昌会長や、連合の古賀伸明会長らが相次いで発言したもので、米倉氏は「お辞めにならねば日本没落だ」とまで言い切った。前代未聞の諫言といえる。(夕刊フジ
 米倉氏は14日、産経新聞のインタビューに応じ、菅首相について、「言いようがない。退陣表明は本当にしたのだろうか。最近、『一定のめど』が、(延命など)さまざまな意味で使われ始めている。一日も早く復興をしないといけないのに、被災地の皆さんがかわいそう。菅首相には無理で、(居座り続ければ)何もしないのと同じだ」と早期退陣を求めた。
 注目の次期首相には、仙谷由人官房副長官野田佳彦財務相の2人を示唆し、「実行力と責任感(がある)。野党との関係もいい。心機一転すれば新しい政権をサポートする」と述べた。
 カジュアル衣料店「ユニクロ」を展開する、ファーストリテイリング柳井正会長兼社長も15日付の朝日新聞のインタビューで、菅政権の震災・原発事故対応について、「被災地に対して何もやっていないに等しい」「透明性がなく、政府や東電が言っていることが本当か分からない」「今の行政なら税金を払う意味がない」と批判した。

民主党の大応援団である連合の古賀会長も堪忍袋の緒が切れた。
 14日、憲政記念館での講演で、古賀氏は「政治家は政治は何のためにあるのか、いま一度想起して、震災と原発事故の被災者に思いをはせるべきだ」と発言。菅首相の進退について、「事実上、政治空白を一日一日生むことにつながるのではないかと懸念せざるを得ない」として早期退陣を重ねて求めた。
 ここまで、「嫌菅」感情は広がっているが、菅首相は少しでも長く最高権力者の地位にしがみつきたい様子。14日の閣僚懇談会では、事前の根回しもなく、野田財務相に2次補正予算案を7月初旬に国会提出するよう指示。暴走首相を止める手立てがない民主党は、22日までの今国会会期を8月まで延長する方向で検討に入った。
 自民党石原伸晃幹事長は「震災復旧・復興を、首相の任期に利用しようとしている」と厳しく批判し、会期延長に反対する方針を決めた。
 まるで菅首相の存在が、日本再生を妨げるがれきとなっているようだ。



遂に、嫌カンが日本中に広まってきた。
経済界は言うに及ばず、まさか、民主党の大応援団からも「嫌カン」が聞こえて来ようとは驚いた。

経済界からは「大震災の復興」について、カン内閣は何もやっていないと看破され、「税金を払うに値しない」とまで言われ、信用するに値しない印象を植えつけた。

労働界からは「カン政権は被災者と復興の方に向いていない」とされ、「カン総理が一日居ればそれだけ政治空白が伸びる」と明言された。

渦中のカン総理は、8月迄今国会の会期を延長する旨の発言を繰り返している。
しかし、なぜ8月まで延長なのか、相変わらず明確な理由は語られていない。理由は、自身の延命策に他ならない、と国民は知っている。

国民は、カン総理の下では「大震災復興」は無理なのだから、さっさと辞めればよかろう、と思っている。

では、なぜカン総理では「復興」は無理なのか?
それは「役人を使う」術が分かっていないからだ。
そもそも、災害復旧は「役人」の方が経験の積み重ねがある。
今迄野党だった「民主党」にその経験があるとは、とてもじゃないが言えない。
その証拠に、この間の宮崎県の「口蹄疫」の騒動でも「民主党」の行動力の無さが指摘されている。収束までに「被害と時間」が尋常ではない程嵩んでしまった。

理由は、「やったことの無い人間」が机上の理屈だけで、処理しようとしても「何も進まない」からである。「宮崎口蹄疫」と今回の「大震災の復興」を比べてみると、民主党は同じ間違いをしている。

即ち

・「役人」を使う術を知らない
・災害復旧とは経験値がものを言う

この2つが徹底的に欠けている民主党では、土台「災害復興」は無理なのだ。

国民はそれを知ってしまった、だから「カン総理」には辞めろと言うのだ。
役人を使う術を持つのは自民党だ、だから連立を組めと、国民が言うのだ。

経済界や労働界からも総スカンを食らった「カン総理」。
最早、四面楚歌なのだ。


カン総理!
即刻首を出しだせ!