党利党略優先の民主党

「何のために就いているのか」 経団連会長が首相に早期退陣促す
2011.6.6 18:32 産経ニュース

 日本経団連米倉弘昌会長は6日の会見で、急浮上している大連立政権構想について「一日も早く実現し、挙国一致で震災復興にあたるべきだ」と強い期待感を示した。米倉会長は「いまなお10万人を超す被災者が大変な苦労を強いられている。予算はあるのに特例公債法案が通っていないのでブルドーザーも動かせない」と指摘。「震災復興基本法を制定し、復興庁を立ち上げ、特区を指定し一日も早く復興を着実にやってほしい」と要望した。
 大連立の形態については「動きやすいよう合意できれば、自民党でも民主党トップのままでも形式はどうでもいい」とした。「復興のめどがつくまで、少なくとも年内は大連立を続けるべきだ」と語った。
 菅直人首相については「周囲の期待に応じておらず、非常に嘆かわしい」と非難。「何のために地位に就いているのか、役に立っているのか」と疑問を呈したうえで「捨て石になって日本の復興に尽くしていただきたい」と一刻も早い退陣を促した。次期首相には「日本のために身を投げ出せる人」を要望した。

西岡氏、「特例公債法と引き替えた退陣を」「政府高官、与党幹事長は『共犯者』
2011.6.6 16:13 産経ニュース

 西岡武夫参院議長は6日の記者会見で、赤字国債発行のための特例公債法案の成立と引き換えによる内閣総辞職を求めた。
 西岡氏は首相に退陣を求めてきた理由について自らまとめた文書を公表、「菅直人首相の存在が震災対応を遅らせ、原発事故収束にめどがつかない原因だ」と強調した。その上で、閣内や与党幹部から公然と首相退陣論が出ている状況をふまえ、「首相の即時退陣」か「特例公債法成立と引き換えの内閣総辞職を野党と折衝すること」を挙げ、「これ以外に首相退陣の時期はない」と述べた。
 また西岡氏は、首相と鳩山由紀夫前首相が交わした覚書の3項目が「民主党を壊さないこと」と「自民党政権に逆戻りさせないこと」が東日本大震災後の復興や被災者救済よりも上位に明記していたことに触れ、「この国難の中でも、自分の党が大切で、大震災が三番目とは。その姿勢に怒りを抑えることはできない」と糾弾した。
 さらに、民主党岡田克也幹事長や枝野幸男官房長官らが首相の退陣時期や退陣後の自民党との大連立をめぐって発言しているのを念頭に、「政府高官、与党幹事長の皆さんは、ひとごとのように勝手な発言をされているが、実は、皆さんは菅首相と『共同正犯』であることをくれぐれもお忘れないように!」と指弾。首相退陣後の大連立に菅首相との「共犯者」は参加すべきではないとの考えを示した。



経団連民主党は経営者の団体と「労働組合の代表」であるから、元々仲が悪い。
しかし、今回の経団連の談話は、それを割り引いても猶「正論」と言いえる。
現在、何のためにカン総理はその職に居るのか、全く分からない。被災地の復興が滞るのは「カン総理」所為だと、これは誇張でもなく、大方の日本国民もその思いで居る。即ち経団連と同じ視点で日本国民も見ている。
一方、これとは別な視点で居るのが永田町の連中と言うことになる。特に民主党が現実を見ていない節が大いにあるのだ。

それを端的に発言したのが、参議院議長の西岡氏だ。
カン総理とハトヤマ氏が交わした文書でも、民主党の意識が端的に表れているのである。ハトヤマ・カンの例の文書は、被災者のことはそっちのけ、党利党略を優先して書かれ、なんと被災地の復興は最後の三番目だったのです。これは被災者よりも党利党略の方が大事であることの証明といわれても仕方が有りません。

西岡議長は猶も、「現政権の幹部や幹事長」は総理と「共同正犯」だと論破し、カン総理退陣後は「共犯者は参加すべきではない」とした。

本当にこの議長の言うことは正論である。
被災民や多くの国民は、「その通りだ」だと溜飲を下げたことだろう。


カンナオトは一刻も早く、退陣する必要がある。
カンナオトは即刻辞めろ!