危機を煽るカン 被災者労う麻生氏
日本は有史以来最大の危機に直面 菅首相が認識を示す
2011/03/30(水) 16:47 サーチナ
菅直人首相は29日、日本は有史以来最大の危機に直面していると述べ、日本政府は全力で対応していく方針を示した。新華社通信が報じた。
参議院予算委員会で、菅首相は自民党議員の福島第1原発事故に対する質問に回答し、「原発の状況は予断を許さず、政府は最大限の緊張感を持って対応していく」と述べた。菅首相は今回の危機は戦後最大の危機であると同時に歴史上最大の危機だと強調。
菅首相は28日、防衛省を視察した際、「自衛隊の救援活動はさらに長期化することが予測され、地震と津波による原発事故の復旧作業にも携わってもらうことになる」と述べた。(編集担当:畠山栄)
東日本大震災:麻生元首相、相馬市で地元産野菜を味わう /福島
毎日新聞 2011年3月25日 福島版
麻生太郎元首相は24日、相馬市で風評被害が広がっている地元産野菜を味わった。原発事故で一部野菜から放射性物質が検出され、汚染が確認されていない野菜も売れなくなっている。元首相はこれらシイタケやトマトを食べて「1年間摂取しても健康に影響はない。過剰反応は慎んで」と訴えた。
元首相は相馬家33代当主の相馬和胤さん(長野県在住)の義兄に当たる。市立中村第一小の避難所を視察し、被災者から「原発事故を解決して」「JR常磐線の復旧を急いで」などと要望を受けた。【阿部周一】