沈み行く民主党


「民主」では勝てない 政権低迷…相次ぐ「看板」返上

2011.2.12 18:58(1/2ページ) 産経ニュース

 菅直人内閣の相次ぐ失政に、小沢一郎元代表をめぐる党内抗争と、ゴタゴタの尽きない民主党に愛想を尽かし、4月の統一地方選で「民主党」の看板を返上する動きが相次いでいる。「嫌気がさした」。街頭でそう叫ぶ候補も出てきた。共同通信世論調査では、菅内閣の支持率は危険水域の1割台に突入しており、「求心力」ならぬ「遠心力」ばかりが強まる。(加納宏幸)
政権交代で目的終わる

 民主党を離党しました−。千葉県浦安市議の堤昌也氏(35)は最近までこう記したチラシを市内の駅頭で配っていた。

 堤氏は平成19年に民主党公認で初当選。統一選で再選を目指しているが、国政選挙で市議をこき使う「ハイパー・トップダウン政党」(堤氏)ぶりに嫌気がさして離党した。

 「政権交代民主党の目的は終わった。解党すべきだった。チラシですか? 民主の看板を掲げていたのだから、市民に離党を報告するのは当たり前」

 宮城県議選に出馬する同県七ケ浜町議の遠藤久和氏(51)は、推薦を返上した一人だ。「一括交付金の自由度は高まらず、一番期待していた地域主権が中途半端。結局、民主党政権交代だけを目的とする政党だった」と断じる。

首相のおひざ元で

 衆院選の「中選挙区制」時代に菅直人首相のおひざ元だった東京都国立市でも同様の動きが出た。

 「菅さんは自分のポストにしがみついているだけ。有権者政権交代に期待したのに与謝野(馨経済財政担当相)さんを起用し、人のふんどしで相撲を取っている」

 国立市の生方裕一市議(50)は次の市議選では、みんなの党から立候補する。平成10年の新民主党結党以来のメンバーで伸子首相夫人が応援に入ったこともあるが、衆院選マニフェスト政権公約)をないがしろにする党の姿勢に我慢がならなかった。

 「やりますと言ったことができないのなら説明すべきだ」と生方氏は言う。

逃げる候補者

 統一選での候補者の民主党離れは深刻だ。同党は44道府県議選で約1300人の擁立目標を掲げたが、党本部が何度督促しても公認、推薦は増えず、現在、計750人にとどまる。

 表面化しただけで10人以上が公認、推薦を返上。「尻込みして出馬要請に応じない人や、ポスターから民主党の文字を外した人もおり、100人規模で民主党から逃げている」(民主党関係者)という。

 民主党生方幸夫選対委員長代理は「既成政党への不信が全国的に広がっているのは確か。早く来年度予算案を成立させ流れを変えたい」と語るが、きっかけがつかめない状態だ。





4月の統一地方選挙で出馬を予定している現職議員の民主党離党が相次いでいる。
確かに、沈むのが分かっている船には誰でも乗りたくないだろうし、既に乗っていた人は直ぐにでも降りたいのは良く分かる。民主党という船が沈むのは間違いないのだから。

政権交代以来2年足らずで民主党が解党の危機である、肝心のカン総理の支持率は最早1割台目前。それでも、この事実を認めたくないのか「既成政党への不信が広まっている」と妄言を吐いている輩が居る。
これは、本当は自分たちの責任なのだが、それを認めたくないばかりに、責任を他にも擦り付ける手法だ。まったく汚い手法である。
これは明らかに言い逃れであることは、誰の目からも明らかだ、
なぜなら、「統一地方選挙に関しては、民主党以外には離党は殆ど無い」からである。従って、この「既成政党云々」は、「ウブカタ」なる民主党議員の言い逃れにすぎない。
候補者及び、現職が逃げるのは民主党だけの事情なのだ。

曰く「民主党の看板では選挙が戦えない」これは本当だ。

詐欺政党民主党の終焉だ