議長の強気カンを沈黙さす

衆院副議長「首相か西岡議長が辞めるしかない」
2011.5.19 22:29 産経ニュース

 衛藤征士郎衆院副議長は19日、西岡武夫参院議長が産経新聞のインタビューなどで菅直人首相の早期退陣を促したことについて、「三権の長である議長があそこまで言った以上、菅首相と西岡議長のどちらかが辞めるしかない。私は西岡議長と行動をともにする」と都内で記者団に述べた。

 与党・民主党出身の西岡議長が内閣総辞職を要求する異例の内輪もめに、野党・自民党出身の衛藤副議長まで参入する事態となった。
 西岡氏は産経新聞のインタビューに対し、東京電力福島第1原発事故への菅政権の対応を批判し、「もう限度だ。一斉に『辞めろ』と言わなきゃダメだ」と述べていた。



三権分立の一方の長である「議長」から「辞めろ」と言われている以上、カンナオトは辞めざるを得ない。

そもそも、国会の開始の合図をするのは議長である。
参議院議長の西岡氏が、その合図を拒めば参議院は開かれない。カンナオトにあそこまで言った議長は、恐らくこの国会開始のブザーを押さないだろう。

このような、結果になったそもそもは、カンナオトに原因がある。
震災の復旧については、後手後手の対応しか出来ず、未だ仮設住宅すら足りないのが現実だ。今や、被災民は最早呆れ顔だ。
それでいて、東京では政府主導の会議を乱発し、今や収拾がつかない状態になっている。会議とは結論を出すことが重要なのであるが、それがまるで出来ていない。まるで、映画のように「会議は踊る」のが現実で、なにも決められないのである。

フクシマ原発では、自らが動きすぎて「東電の作業」の邪魔をし、ハマオカ原発では思いつきで「停止の要請」を勝手にする始末だ。
致命的は、「復興」の段取りで役人を使うことが出来ず、「政治主導」とやらでトンチンカンを連発していることだ。

カンナオトは即刻辞めろ!