議長も呆れるカン政権


「許されざる、とんでもない失態」 西岡参院議長、政府の原発対応を厳しく批判

2011.4.7 20:35 産経ニュース

 「政府と東京電力の関係はどうなっているのか。(放出を)やってから公になるのは、許されざる行政だ」

 西岡武夫参院議長は7日の記者会見で、東電福島第1原子力発電所の施設内にためられていた放射能汚染水を海に放出した問題について、政府の対応を厳しく批判した。

 放射性物質放射能)が検出された農産物に対する政府の出荷停止措置にも触れて、「本当に危険なら出荷停止をぴしっとやるべきだ。『念のため』とか『安全だけどやる』というのはとんでもない失態だ」と指摘した。



自分の意見や世間の意見をキチンと言うことは案外難しい。
日本には、他力本願という言葉がある。
まさに、誰がかが発言するだろう、誰かが書くだろうと思っているうちに、月日が流れて行き、いつの間にか時機を逸することがよくある。

その点を、この議長は良く分かっている。
新聞記者に、自分の発言を踏まえて、厳しい記事を書けと、再三に渡り迫っている。多勢の記者が一斉に書き出せば、議長の発言は決して風化しない。

その西岡議長がいみじくも言ったのだ、「放出してから公になるのはとんでもない行政だ」と、キチンと批判した。返す刀で、農水産物の出荷停止について「安全だけと念のためにやるというのはとんでもない失態だ」とこちらも厳しい。

原発事故処理・放射能汚染地区からの住民避難勧告・農水産物風評被害などに加え今度は、汚染水の勝手放出である。
平時ならば、いずれの一つだけでも退陣ものの大失態である。

民主党には、大震災復興の責任がある