テロリストを厚遇するカン政権
2010.7.22 21:00 産経新聞
爆破犯が日本で歓迎… 金元工作員への“超ＶＩＰ待遇”に疑問 (1/2ページ)
来日中の金賢姫・北朝鮮元工作員（４８）は２２日、政府がチャーターしたヘリで“東京観光”を楽しんだ。東京−軽井沢の移動に使われているベンツが、中国の温家宝首相（６７）が５月末に来日した際に使われたものであることも判明。恩赦されたとはいえ、大韓航空機を爆発させて１１５人の命を奪った元死刑囚に遊覧飛行をさせ、「国賓級の車両」（外務省関係者）をあてがう政府の姿勢に、各方面から批判の声が出ている。（夕刊フジ）
長野県軽井沢町に滞在していた金元工作員を乗せたベンツは中央道を経て、２２日午前１１時４７分ごろ、厳戒態勢の調布飛行場に到着した。ソース：
ベンツを含む６台の車列は駐機場を抜け、民間のヘリコプター格納庫に到着。２台の警護用ワゴン車が視界を遮っていたが、黒っぽい洋服の金元工作員が一瞬見えた。金元工作員は１０分ほど格納庫脇の事務所で休憩し、政府がチャーターしたヘリに搭乗。午後０時１６分、ヘリは飛行場を離陸したが、当初言われていた富士山とは反対の新宿方向に向かった。約１時間後の午後１時すぎ、ヘリは江東区の東京へリポートに到着。金元工作員は都内の高級ホテルで最後の夜を過ごすという。
http://sankei.jp.msn.com/photos/affairs/crime/100722/crm1007222102025-p1.htm
今回の「金賢姫」の訪日に関しては外国の論評や産経新聞などの批判が的を射ている。
参議院選挙で負け、党内の求心力がなくなったカン総理は一体何をしようとしているのかまったく分からない。
先ず、金賢姫は23年も前に「大韓航空機爆破」の実行犯として韓国政府に逮捕されているのだから、いくら北朝鮮の元工作員だとしても、逮捕以降の「拉致被害者の新しい情報はあり得ない」ことくらいはアホのカン総理でも分かるはずだ。
なのに何故経費丸抱えで「金賢姫」を訪日させたのか？まったく解せないのである。自民党を始めとする野党はこの「金賢姫」訪日に対して厳しくカン政権に問い糺す必要がある。その骨子は「曖昧な目的の金賢姫の訪日」をなぜ実行したのか？と、そしてその経費対効果の説明を求めることだ、これは事業仕分けにかけてもよい事案であると思える。
次に、金賢姫の訪日に関しては韓国のメディアや欧州のメディアはこの様に論評している。
英国紙は「爆破実行犯が日本で歓迎されている」と見出し付きで紹介し、「女優のような扱いだ」と皮肉った。また韓国紙は「金賢姫が日本で国賓級の歓迎を受けている」と報じている。
すでに、カン政権は常軌を逸していると言い切って差し支えない処まで堕ちている、政権末期と見てよい。
