気象庁は無能「仕分け」しろ


気象庁 地球環境・海洋部 発表 3か月予報(全般)
2010年6月24日発表


<向こう3か月>


予報期間 7月から9月


平成22年6月24日


気象庁 地球環境・海洋部 発表


<予想される向こう3か月の天候>


 向こう3か月の出現の可能性が最も大きい天候と特徴のある気温、降水量等の確率は以下のとおりです。


 この期間の平均気温は、沖縄・奄美で高い確率60%、東・西日本で高い確率50%です。北日本で平年並または高い確率ともに40%です。3か月降水量は、北日本で平年並または多い確率ともに40%です。


7月 天気は、北・東・西日本では平年に比べ曇りや雨の日が多いでしょう。沖縄・奄美は、平年と同様に晴れの日が多い見込みです。気温は、沖縄・奄美で高い確率50%、北・東・西日本で平年並または高い確率ともに40%です。降水量は、北日本で平年並または多い確率ともに40%です。


8月 天気は、北・東日本では平年に比べ曇りや雨の日が多いでしょう。西日本と沖縄・奄美では、平年と同様に晴れの日が多い見込みです。気温は、沖縄・奄美で高い確率60%、西日本で平年並または高い確率ともに40%、北日本で平年並または低い確率ともに40%です。降水量は、北日本で平年並または多い確率ともに40%です。

9月 天気は、北・東・西日本では数日の周期で変わるでしょう。沖縄・奄美では、平年に比べ晴れの日が少ない見込みです。全国的に残暑が厳しいでしょう。気温は、沖縄・奄美で高い確率60%、北・東・西日本で高い確率50%です。降水量は、沖縄・奄美で平年並または多い確率ともに40%です。

<次回発表予定等>


1か月予報:毎週金曜日 14時30分 次回は6月25日 3か月予報:7月22日(木) 14時

 7月の予報については、新しい資料による次回以降の1か月予報を適宜ご利用ください。

ソース:
http://weather.yahoo.co.jp/weather/long/long_1_3.html

豪雨集中のわけは? 偏西風蛇行に… (3/3ページ)
2010.7.17 00:00 産経新聞


 ■世界的被害


 7月に入って豪雨の被害が出ているのは、同じ梅雨前線が停滞している中国南部でも同じ。中国民政省の15日の発表だと、7月に入って3500万人を超える人が被災。死者と行方不明者は計176人になっているという。


 気象庁によると、今年6月の世界の平均気温(海面水温含む)は平年を0・40度(速報値)上回り、6月としては1891(明治24)年の統計開始以降、1998(平成10)年と並ぶ1位タイの高温だった。

 サウジアラビアのジッダで、6月22日に最高気温が52度(平年約37度)に達したほか、モンゴルのウランバートルで6月26日に同38度(同約22度)など、各地で異常高温を観測した。

 気象庁では(1)地球温暖化(2)昨夏から今春の「エルニーニョ現象」などで海面水温が高かった−などを原因として挙げている。

ソース:
http://sankei.jp.msn.com/affairs/disaster/100717/dst1007170001000-n3.htm



最初の記事は<7月〜9月の長期予報>で、次の記事が<7月の豪雨の被害>です。

最初の記事に気象庁が発表した今年の7月から9月の3ヶ月予報があります。しかし、残念ながら7月の雨量については特別な指摘は無く、「雨の日が多い」という指摘くらいです。しかし現実の7月の雨量はどうかといえば西日本各地で集中豪雨に見舞われ犠牲者すら出ているくらいである。

この事実を見るとハッキリしたのは、「当らぬ長期予報」ということです。「長期予報」といっても6月24日に出して7月の豪雨が予報できていない酷さです。

実務がこれほど酷いと気象庁の仕事のやり方に原因があるのではないかと思えてきます。次の「事業仕分け」は気象庁を対象にして欲しいと思います。

一方で、この様な指摘をすると「気象庁は決まって言い訳」をします。曰く「気象情報は常に変わりますので最新の情報を入手してください」と。

しかしこれは全くのウソです。

第一に「情報は変わらない」が真実です。例えば本日の夕方の天気を知りたいので、午前9時の天気予報で夕方の天気を知ったならば、「午前9時の情報」は永久に変わりません。

勿論気象は動きますから、その後に正午の天気予報を得た場合はそのほうが正確度は高くなるでしょう。しかし、正午の天気予報が発表されたとて、午前9時の天気予報が消えたわけではないのです。午前9時の天気予報はその人にとっては生きた情報なのです。さらに言えば、この夕方の天気を知りたい人が午前9時しか天気予報を知りえない状態にあるならば、当然午前9時の天気予報が情報なのです、午前9時の情報は決して変わらないのです、正午に新しい天気予報が出たとしてもそれはあくまで正午の天気予報に過ぎません、「午前9時の天気予報」という情報を変えることは出来ないのです。

従って気象庁が言う「気象情報は常に変わります」というのは間違いで「新しい情報がドンドンと出てきます」ということなのです。なぜ気象庁はこの様に新しい天気予報を次々と出すのか?といえば、「天気予報が当たらないからにほかなりません」。

午前9時に出した天気予報が間違いないならば同じ日の新しい天気予報は必要ではなく、報道はVTRを流しておけば済むことになります。

しかし実際にはそのようになっていません、一日の天気予報で何度も違う予報を出しています。これは気象庁の天気予報自体が当るものではないことを認めている証拠なのです。

その顕著な例が上の記事2本です。今回のように非常に甚大な被害を出した場合、気象庁の無力さが恨まれる事態になります。

もっと的確な長期気象情報を出すことが必要なのは当たり前です。

気象庁は無能であるとしかいいようが無い、民主党は「気象庁」を事業仕分けしろ